脇山の夏〜お茶摘みとお米〜

脇山の茶畑
写真:脇山の茶畑

 

猛暑といわれる今年の厳しい夏。

福岡市脇山地区の山の中にひっそりとあるお茶畑は
街中よりも涼しく、お茶の生命力ある香りがほのかに漂っています。

 

お茶に絡まる草を丁寧にとっていくあぐり倶楽部のメンバー
写真:お茶に絡まる草を丁寧にとっていくあぐり倶楽部のメンバー

 

脇山のお茶摘みは春と夏の2回。

農薬等は極力使用せずに栽培しているため
夏のお茶摘みは勢いよく生えてくる草との戦いでもあります。

 

呼吸を合わせながら機械でお茶を摘んでいく
写真:呼吸を合わせながら機械でお茶を摘んでいく

 

茶葉を刈り取る前に丁寧に草を取り、
その後に刈り取る茶葉の長さを意識しながら
慎重に刈り取っていきます。

 

摘みとられる茶葉の様子
写真:摘みとられる茶葉の様子

 

この摘み取ったばかりの茶葉を今回は和紅茶に。

 

摘み取られたばかりの茶葉
写真:摘み取られたばかりの茶葉

 

「紅茶」と「緑茶」、同じ茶葉からできるとご存知でしたか?
茶葉を「発酵」させると紅茶になります。

 

和紅茶に加工する様子
写真:和紅茶に加工する様子

 

脇山の気候や風土で育まれた茶葉でできる和紅茶は
 まろやかな味わいで後味もスッキリ。

今回の和紅茶もいい出来だそうです!

 

 

 

 

またこの時期、5、6月に植えたお米もぐんと成長しています。
これからお米の成長にともない、気をつけなければならないのはイノシシの被害。

7月にはイノシシ対策のワイヤー張りを
地元の皆さんの共同作業で行われています。

 

炎天下の中、イノシシ対策のワイヤー張りを行う地元の皆さん
写真:炎天下の中、イノシシ対策のワイヤー張りを行う地元の皆さん

 

この作業をすれば、水田にイノシシが入ってこないため、
お米の収量にも影響がでないとのこと。

自然豊かだからこそ、様々な手間ひまがかかりますが、
そのひと手間が、美味しさと安心に繋がっていきます。