猛暑といわれる今年の厳しい夏。
福岡市脇山地区の山の中にひっそりとあるお茶畑は
街中よりも涼しく、お茶の生命力ある香りがほのかに漂っています。
脇山のお茶摘みは春と夏の2回。
農薬等は極力使用せずに栽培しているため
夏のお茶摘みは勢いよく生えてくる草との戦いでもあります。
茶葉を刈り取る前に丁寧に草を取り、
その後に刈り取る茶葉の長さを意識しながら
慎重に刈り取っていきます。
この摘み取ったばかりの茶葉を今回は和紅茶に。
「紅茶」と「緑茶」、同じ茶葉からできるとご存知でしたか?
茶葉を「発酵」させると紅茶になります。
脇山の気候や風土で育まれた茶葉でできる和紅茶は
まろやかな味わいで後味もスッキリ。
今回の和紅茶もいい出来だそうです!
またこの時期、5、6月に植えたお米もぐんと成長しています。
これからお米の成長にともない、気をつけなければならないのはイノシシの被害。
7月にはイノシシ対策のワイヤー張りを
地元の皆さんの共同作業で行われています。
この作業をすれば、水田にイノシシが入ってこないため、
お米の収量にも影響がでないとのこと。
自然豊かだからこそ、様々な手間ひまがかかりますが、
そのひと手間が、美味しさと安心に繋がっていきます。