脇山地区の商品開発〜試作試食会をしました〜

脇山の素材を使ったジェラートの試食
写真:脇山の素材を使ったジェラートの試食

 

地域らしさがある商品を作るために
様々なアイデアを出しあうことも大切ですが
実際に形にして初めてわかることも多いもの。

福岡市脇山地区では、脇山らしい商品づくりに向け
馬場さんたちが作っているお米、お茶、

野中さんが作っているブルーベリーやブラックベリーを使って
実際に「ジェラート」と「甘酒」の試作試食会を開催しました。

 

脇山のお茶のジェラート
写真:脇山のお茶のジェラート

 

ジェラート、甘酒、どちらも近年人気のある商品です。
今回はジェラートは福岡県うきは市で

ジェラート屋「ソルベッチdoうきは」を経営されている「ファゼンダかじわら」さん

甘酒は宮崎県高千穂町で酒造や民宿を経営されている「高千穂ムラたび」さん

の力を借りて試作品を作ってもらいました。

 

どんな新発見があるかワクワクしながら
脇山の生産者のみなさん、福岡市職員のみなさん、

たくさんの方々と一緒に試食をスタート!

 

ジェラートは、煎茶、白折茶、和紅茶とそれぞれ3種類。
お米は白米、玄米の2種類、
ブルーベリーとブラックベリーはソースにして、ジェラートにかけて頂きます。

 

ブラックベリーのソース
写真:ブラックベリーのソース

 

お茶のジェラートはそれぞれの特徴がはっきりと出ており
食べた時の香りや濃厚さなど、改めてお茶の奥深さを感じます。
お米のジェラートも食感や味など、ジェラートにしたからこそ気づくことができた新発見も。

 

ブルーベリー、ブラックベリーのソースも独特の甘酸っぱさが

ジェラートのいいアクセントに!


「これは美味しい!」「もっと濃い方がいい」「こうやって食べては?」など
皆さんの意見が飛び交うなか
脇山地区のみなさんも新しいアイデアが湧いてきているようです。

 

それぞれ濃度が違う甘酒は素材の色が鮮やか
写真:それぞれ濃度が違う甘酒は素材の色が鮮やか

 

甘酒はブルーベリーとお茶をそれぞれ、濃度が違う数種類を用意してもらいました。
まず目を奪われたのはこの美しい色!
着色料などは一切使用していない、天然の素材そのものの色です。

飲み比べてみると、組み合わせる素材を何にするかで
ベストな濃度が違うというのがわかります。

 

お茶やブルーベリーの風味と甘酒の風味のバランス・・・
どんなターゲット層にするか、何を売りにするかによって商品の味や方向性も変わってきそうです。

 

甘酒を試飲する脇山地区の生産者、馬場さん(左)と野中さん(右)
写真:甘酒を試飲する脇山地区の生産者、馬場さん(左)と野中さん(右)

 

ジェラートや甘酒という形にしたからこそ、

客観的にわかる素材のよさや新たな課題。
どのような商品をどのようなターゲットに届けたいか。
脇山らしい商品づくりの夢が、少しづつ形になっています。