年間を通して生産されているバラの花。
バラの花が嫌いな女性はあまりいないのではないでしょうか?
バラを栽培されているハウスに伺った際、きっとたくさんのバラの花が見られる!
と期待してお邪魔したのですが、収穫前のバラは蕾ばかり。。
咲いている花はほとんどありません。
それもそのはず。
バラの花は、お客様の手に届いたとき最も美しく咲くように・・・
だから蕾のうちに出荷します。
そのため、バラ農家さんの元ではなかなか咲いたバラの花は見られません。
花農家さんからしたら当たり前のこと。
しかし実際に伺って初めて気づく「当たり前」がなんと多い事。
バラは品種が多く、世界には数万〜10万種、あるいはそれ以上あるとも言われています。
そして消費者に好まれるバラの品種も年々変化するので
ニーズに合わせて品種を変え、毎年100種類以上の新品種が追加されるそうです。
「作ってる方も同じ品種だと飽きるから」
そう笑顔で言われていましたが、
品種を数年ごとに変えて栽培するのは大変だと想像できます。
日差しの管理や温度管理、水の管理など
大事に大事に育てられたバラの花たち。
もしバラの花を買うときには
あなたの元へ来た時が一番の見頃になるようにと
1本1本、花開く寸前で出荷された事を思い出してみてください。